コラム
ちょっと一息、肩の力を抜いて見て下さい。
三角窓
△趣味の効用
歳をとったら趣味の一つも持ってないと暇を持て余すぞと脅し誘われ、何となく詩吟を始めたのが20年前。 堅苦しいので何時やめようか思いつつ、他にやる事が見つからなくて地方への転勤の期間を除いて今まで惰性で続いてきたというところ。しかし、今になって続けていて「良かった」とつくづく思う。
不熱心ながら「石の上にも3年」の効果が現れてきた。それは旨くなったという事ではない。吟の方は、発表会とか大会にも出ないので相変わらずだが、漢詩に親しみが持てるようになり、声を出して詩を読んでいると何となく気分が安らぐのだ。しかし何よりも「良かった」と思う事は新しい友人との出会いである。
(菊花展ー名古屋城)およそ20年の間、一緒に学んだ仲間は結構いたが、年代の相違か、詩吟の外の付き合いは余りなかった。しかし最近、同年輩の会員が増え課外での話が面白くなり、飲めない私も勉強会の後の飲み会が楽しみになった。そして、もうやることも無いと思っていた、麻雀をやることになったのだ。
遊ぶ事の少なかったわれら年代の者には、麻雀には少なからず郷愁を感じている者が多いい。俗に、碁・将棋・麻雀が遊びの代名詞として使われていたが、断然麻雀が面白い。ボケ予防に良いとも言われるので機会があれば・・と思っていた。話は直ぐに纏まり、飲み会派には悪いねと言いながら、今では月に一度は、若者気分でチイ・ポンを楽しんでいる。
麻雀ばかりではない。話は発展し、ゴルフに、旅行にと輪は広がり、余暇を楽しむ事が出来るのは趣味を通じての仲間あればこそだ。
反歌 あれもこれもよしなし事を手がけ来し 余暇の生まれて甦る日々
親しきも疎遠となり行く歳にして 趣味の仲間は親しきを増す
牌を積む楽しみ奪う電動卓 意思は通わず故障の多し
(平成15年11月号 小暮 記)
三角窓
△測量・地図人ゴルフ大会-100人コンペ
通称100人コンペと愛唱されている標記行事(主催 日測協関東支部・埼玉県測協)が10月3日、埼玉県のエーデルワイスゴルフクラブで行われた。関東各県を持ち回りで実施しているこの大会も、今年は第20回目とのこと。
ゴルフは下手でなかなか馴染めなかった私も、ようやく最近定期出場するようになり5年ほどになる。しかし、悲しいかな以前からの不熱心の報いで一向に旨くならない。他のコンペ等では時々100を切ることもあるが、このコンペではいつも不様な成績で恥ずかしい限りである。今年も同様の結果に終った。
この大会では、ハンデ戦、ペリア戦等多角的な戦果の結果を多彩な賞で飾り、戦後の表彰式を賑やかにしている。業界の不景気により提供賞品も少ないと司会者が言っていたが、参加者約100人と同様今年も華やかだった。
20回記念と言う事で全回出場者3人を含む10数人の精勤出場者等が表彰されたが、業界の長老の86歳の青野さんも表彰され矍鑠としていてゴルフは歳をとっても楽しめることを見せておられた。
(エーデルワイスゴルフクラブ)
又、測量業界も公共事業抑制の波を被り沈滞しがちな昨今であるが、埼玉県測協の遠藤会長は、「公共物電子境界確定事業」推進運動(若手国会議員連盟・全測連)の確実な進展により、総事業量2〜3兆円にもなる事業が来年度からでもその成果が期待できると、明るいニュースを提供された。
反歌 今日一のナイスショットの球を追い青芝を踏む足取り軽し
池を避けきざみし打球当たりよくあわれ飛沫を上げて消えたり
かにかくにゴルフ日和に比企丘陵歩みて気も晴る20周年
(平成15年10月号 小暮 記)
三角窓
△靖国神社参拝
「おそらくは知らるるなけむ一兵の生きの有り様をまつぶさに遂げむ」
宮 柊二の「山西省」志(こころざし)の中の一首である。
私は八月になると、戦争とこの歌と亡き長兄のことが重なって思い出される。
宮 柊二は応召兵として入隊した。戦線の拡大により兵隊不足を補うため、多数の兵隊を臨時召集ということで召集した日本の軍隊は、幹部不足に四苦八苦していた。そこで、中等教育以上の教育を受けた者を促成の幹部に登用する方針の下、軍はやっきとなって有資格者を幹部候補生に志願するよう勧誘していた。有資格者である彼は再三幹部候補生に志願することを勧められたが、かたくなにこれを拒否していた。
幹部と兵隊との処遇の差は天国と地獄だと言うことは、当時も一般にも知られていたろうが、戦後に紹介された映像等を見ればその実情は、人間社会とは別世界のようだったのだ。応召兵は有期限の召集であるが幹部になれば早期除隊は望めない。この様な状況の中で宮 柊二は、早期除隊を期待してではなく地獄の一兵卒の生きの有り様を率直に受け入れる道を選んだ。これは相当の覚悟だったろう。
(靖国神社・拝殿)
農家の長男であった私の兄も、同じ様な状況下において、両親の期待に添うべく(家を継ぐこと)一兵の道を進まざるを得なかった。幹部候補生への道を拒否した直後に中国派遣の命令が出され、一日の帰郷を許されただけで慌しく戦地に赴いた。そして帰らぬ人となってしまった。
戦後になってからの戦死の公報は、そっけないものだった。周囲には同じような境遇の人が数多くいたことと戦後の混乱で、愚痴の言える状況ではなかった。
世界大戦から半世紀余を経ても、戦争は形態を変えて何処かでやっている。そして、相変わらず多数の生命が全く予期せざるうちに消えていく。無惨な戦争は終わる気配さえ見えないどころか拡大の恐れさえある。日本もいつ戦争に巻き込まれるか分からない。
終戦記念の日、諸々の感傷に浸りながら靖国神社に参拝した。
反歌 兄の霊何処におわさん骨の無き墓に詣でて五十七年
復員を報ずるラジオにしがみつき今日か明日かと待ちいし父母
父母は家の大事を背負わせて死なせし兄のことには触れず
(平成15年8月−その2− 小暮 記)
三角窓
△58年目の夏
8月2日、ようやく梅雨は明けた。こんな年も珍しいと思っていたが、10年前は梅雨明け宣言が無いまま夏になり、夏は終わってしまったとか、そして5年前も今年と同じ日の梅雨明けという。後半の夏はどう展開するだろうか。西欧では記録的な猛暑が続いているそうだ。地球温暖化の心配もあるが、自然現象はもっとダイナミックに動いているのだろう。
8月といえば終戦の月であり、戦争を振り返る月として重要な意味を持つ月となって定着してきた。そして毎年、大戦前後の事が新たな資料の検証により見直されている。実際に戦争を体験した人の数も少なくなり、我々の若き時代もより歴史として考えられるようになって来たのではないだろうか。
戦中派の私も、よく戦死した長兄の事を語っていた大姉を昨年亡くし、改めて終戦当時を懐
かしみ、先日、靖国神社へそして千鳥ケ渕の戦没者墓苑に参拝した。
私の兄は戦後になってから、中国での戦死が知らされ、両親が遺骨を受け取りにいった。葬式の当日になり、戦死の状況が解らないまま不安な両親は、親族と相談し遺骨箱を開けた。中には骨ではなく便箋3枚の入った一通の封書がはいっていた。それには、兄は孤立した部隊の窮地を救うべき伝令に率先志願し、役目を果たして帰って来たが、自軍の目前で敵弾に倒れたということが記されていた。その後これを確認すべく、筆者と思われる人を何人か尋ねたが解らないままとなってしまった。
(千鳥ケ渕戦没者墓苑・六角堂)
千鳥ケ渕戦没者墓苑には約35万人の海外無名戦没者のご遺骨(遺族が解らないご遺骨を含む。)が納められている(大戦中の戦没者数は約240万人)。わが兄は魂は靖国に、骨は千鳥ケ渕に奉られているのかも知れないと思いつつ頭を垂れた。
昨年、一昨年と論議を呼んだ小泉総理の靖国神社への参拝だが、今年は春に済んでしまったので、問題は先送りされたままだ。死者の霊を中国のように生きてるが如く考える国民性と死者を別世界の神・仏と考える国民性の相違を考えるとそう簡単な解決は出来ないだろう。いつまでも暑い夏は終わらない。
昭和天皇御製(千鳥ケ渕戦没者墓苑歌碑)
国のため命ささげし人々のことを思えば胸せまりくる
亡き兄への哀悼歌・相馬御風(墓碑)
重き責め果たして還るみちにして花と散りしかもろこしの野に
(平成15年8月 小暮記)
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△犯罪多発国家への変貌
殺人・強盗等の凶悪犯罪の多発が気にかかっていたところ、先月号の文芸春秋の特集「安全大国」日本の不安なる佐々淳行氏(初代内閣安全保障室長)の興味ある一文に接した。
度より百万件以上激増(273万余件)していること、刑法犯の検挙率は19.8%に低下し、先進五カ国のうち4位であること。この二つを見ただけでも治安の良い国としての認識でいた私としては大変なショックだった。
凶悪犯罪については、平成元年の2倍に増え、検挙率は平成10年まで90%前後であったのが13年度では61.2%まで低下しているそうだ。検挙率8割近かった強盗の検挙率は今では48.7%であるなど、犯罪白書の数字を見るとビックリするばかりだ。
何故、世界でも有数な治安国としての日本がかくまで犯罪多発国家になってしまったのか。氏は内部要因として近代警察制度の根幹であった「交番制度」の機能低下を指摘し、外部要因としては、外国人特に中国人組織が犯罪を変えてしまったことに注目すべきと言っている。
全く同感である。住居地域では警官を見ることは稀である。また交番に警官を尋ねたことがあるが、民事不介入とかプライバシーの問題があるからと警官は逃げ腰である。警察官の人員不足で手が廻らないと言うだろうが。
また凶悪犯の多くが外国人や暴力団によるものが多いいのに、対策が不十分のような気がする。
石原都知事は、「治安の回復」を二期目の都政の最優先課題として、最近、現役の警察官僚を副知事に任命した。自主的自警団の育成も必要だろうが、政府・自治体の積極的な治安対策が早急に推進されることを期待したい。
反歌 凶悪な犯罪放送 繰り返すアナウンサーもさぞつらかろうに
この家もあの家もまたセコムなる表示のありて冷たき街区
犯罪の発生土壌直さずに治安の道は開くことなし
写真説明
江戸城天守閣跡
最初の天守閣は、1607年、二代将軍秀忠の時代に完成しましたが、その後大修築され、1638年、三代将軍家光の代に、江戸幕府の象徴する国内で最も大きな天守閣が完成しました。外観五層内部6階で、地上からの高さは50メートルありました。しかし、わずか19年後の1657年、明暦の大火(振り袖火事)で飛び火により全焼し、以後再建されませんでした。(平成15年7月 小暮記)
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△世代間格差
少子高齢化の進展で、ピラミッド型の人口構成が崩れる結果、世代間格差の問題が大きく浮かび上がってきた。右肩上がりの経済の成長期には、成長の過程で吸収されてしまい、見過ごされがちだが、低成長が続く現状ではその大きさが、暗雲となって社会不安を招きかねない。
日経新聞のコラムによると、「生涯純受益額の推計値」(受益額から負担額を差し引いたもの−1999年ベース)は、60歳以上の世代が約5,700万円の受益超過であり、50歳代では約90万円の超過になるのに、40歳代よりも若い世代ではすべて負担超過で20歳代でのその額は約1,300万円になると言う。
この推計で見る限り、20歳代と60歳以上の生涯での純受益格差は7,000万円を超えることになる。この格差の大きさを知れば、若者世代はどう反応するだろうか。考えるだけで恐ろしくなる。
今まで、受益の大きい世代は、戦争を経験し、敗戦のどん底から世界一の豊かな社会を築いてきたのだから、その褒賞としてある程度は認めねばという気持ちが私自身にもあり、制度の是正はまだ急ぐことないと思っていたが・・・今時の若者はと、批判するのは余程考えなくてはならない。
格差解消の道程は厳しい。6/1日のテレビで塩川大臣は年金の給付水準を三割程度削減の必要性を語っていた。また、’04年の公的年金制度改革に向け初めて開かれた超党派議員の年金シンポジウムでは、財源問題は先送りして基礎年金の国庫負担率の引き上げだけは意見の一致をみたという。此れに対して財務省はいち早く、財政難を理由に給付水準の引き下げを主張している。何れにしろ、早く手をつけないと大きな負担を伴うことになろう。政治の重要性が益々大きくなり、無関心ではいられない。
反歌 世代間格差多きを怒らんか汝が将来を心配しおるに
姥捨ての伝説とくと思うべし冗談交じりに若者の弁
負の遺産背負わせしまま若者に未来を語る時の空しさ
昭和2年に開園された小田急電鉄の向ケ丘遊園は平成14年3月閉園となったが、市民等の強い要望で「バラ苑」は春と秋のバラの開花期のみ開放されている。533種約4,700株のバラは見事だ。
(平成15年6月 小暮記)
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△巡り来る春ー人間社会の春は
昨年の桜は例年より2週間も早く開花し、やはり地球の温暖化は我々の想像以上に進んでいるのではないかと心配されたが、今年は一転して寒い冬が長引き、異常気象に悩まされた。しかし昔から言われているように、彼岸を過ぎてから寒さも和らぎやや平年並みに戻り、、27日には昨年より11日遅いものの、平年より1日早い東京地区の開花宣言がされた。
4 月1日、昼休みに満開の千鳥ケ渕(北の丸公園)のほとりを歩いてみた。暖かい日差しの下、沢山の人が明るい顔で桜の美しさに見惚れながら歩いている光景は実に良い。デジカメを買ったばかりに、桜の花を出来るだけ美しく撮ろうと、色々の角度から眺めていると、今までに味わったことのない感動も得られた。
我が家の狭庭にも数種の草花が咲き誇り、明るい雰囲気を醸し出し始めた。寒いしかも暗いイメージの冬のトンネルを過ぎての、明るい暖かい日々である。晴れ晴れとした気分になるのは当然である。
ところが、今年の春はなんだかいつもと違う。イラク戦争の影響が大きく影を引いてるのが原因のひとつである。この戦争はそう単純なモノではないことは、国連の混乱ぶりからも想像されるが、どう決着するにしても、その先の明るさが見えない。特に日本には北朝鮮の問題がある。
日本経済の停滞も、余りにも長すぎ待ちくたびれた。それどころか、個人生活にもいよいよマイナス要因が幾つも顕在化する。
賃上げどころか、賃下げの心配が先に立ち、年金も減らされる。社会保険料の増額、医療費本人負担の増額等少しずつだが、将来不安を増幅させる。湾岸戦争の91年1月の日経平均株価は約2万3千円だったが、先月末はとうとう8千円を割り込んでしまった。老後に備えて貯蓄した財産は12年後約三分の一になり、金持ち層と言われる高齢者も意気消沈である。
構造改革なくして景気の回復はない、といってたその改革も掛け声倒れの様相が目につく。景気対策でなく勢いをなくした政権の足を引っ張る政争が、この非常時に大きな話題となるのは寂しい限りだ。
早く来い我が世の春。
反歌 花の咲く園の明るさ 桃・辛夷・木瓜と連翹 桜と競う
身近きに憂いのあれば 戦いの日々のニュースに眼を凝らす
世の中を憂しと思いし日の永し いつの日返る かっての明るさ
(平成15年4月)
三角窓
△平成の大合併
四月の統一地方選挙を控え地方自治の問題が注目され、新聞紙上を賑わせることが多くなった。特に市町村合併特例法の財政上の優遇期限が2年後に迫り急に合併気運が高まったようである。
政府は現在の3、200余の地方自治体を1、000程度に減らすことを目指しているという。三分の二の市町村が消えてなくなるなんてあろう事か、と思っていたが、どうやら特例法の期限(05年3月末)後には2,000を割る見通しが強まってきたそうだ。
新聞各紙で自治体の長等に対してアンケートを実施した結果が紹介されているが、確かに意識の変化は驚くほどだ。四年前の調査では、市町村合併の関心度が8%程度だったのに今回の調査では80%余になっている(読売新聞)。
佐渡島では全島10の市町村が一つになるとか、熱海・湯河原のように県境を超えて合併しようとしている自治体が幾つもあるとか、更に青森、秋田、岩手の三県は昨年十二月、2,010〜15年をめどに合併し、国の法令が整えば道州制への移行を目指すと発表したこと等のニュースを聞けば成る程と肯けるというものだ。
一方、全国町村会と全国町村議会議長会は2月25日、都内で市町村合併を強制しないよう国に求める決議を採択し、町村の自治を守る宣言をしたという。
国の財政と同様に悪化の一途をたどる地方財政の再建には、合併が有効な手段と考えられるのは当然のことであり、財政力が充実されれば一向に進まない地方自治も推進され、あれもこれもの時代から選択の時代となる社会に旨く対応できることとなろう。
合併を住民投票に諮る処も増えてきた。気の重い時節になったようであるが、地方自治推進のいい機会と考えるべきではないか。
反歌 満開の梅花に朝日耀けば精気溢れて世塵を洗う
合併は自治への一歩高齢化社会を乗り切る施策の一歩
自が首を守らんがため掲げたる標語に聞こゆ「自治を守れ」は
(平成15年3月)
三角窓
△歌を忘れたカナリヤ
昨年の新年吟詠会でのことである。余興の部となり、さて歌でも歌おうとしたがカラオケが用意してない。詩吟は毎回の練習をやっている調子でいつもの詩をプリントを見ながら或いは諳んじている詩を吟じたが、歌となると普段は歌うことなどないし、歌うとしてもカラオケでばかり歌っているので出席者の面々は困ってしまった。全員が右顧左眄し、もじもじしているうちに、長老の一人がやおら立ち上がり、古い歌だが歌えるかなといって歌い出したのが、我々昭和の一桁代でも歌ったことが無いような小唄?であった。これをきっかけに、歌詞を模索しながら、間違いながらの余興は進み、全員がなんとか格好をつけた。
さて、今年の新年会はと幹事に聞いたところ、今年もノン・カラオケだという。では一つぐらいは歌詞を覚えていこうと昔の歌を思い出し、歌ってみた。メロディは覚えているのだが歌詞は片言だけしか浮かばない。カラオケが普及してなかった頃はどんなだったのだろうか。歌詞を見ずによく歌っていたようであるが。今は歌を口ずさむことは殆どない。歌える歌がないと言うことか。歌うような環境ではないと言うことか。歳をとった為か。よくよく考えると寂しい限りだ。
歌詞を暗記しているうちに気がついたことだが、若い20・30代までに覚えた歌は直ぐに歌えるようになったが、40代以降に歌った歌詞はなかなか覚えられないし、覚えたと思っても翌日口ずさむと、歌詞を満足に覚えていない。一番良く覚えているのは童謡である。
短歌でも、秀歌と言われている歌の100首ぐらいは暗記していなくてはといわれ、せっせと覚え始めたことがある。覚えたと思って口にだそうとすると、口に上るのは若い頃のカルタとりで覚えた百人一首の中の歌である。つくづく若き頃の暗記の大切さが思われるのである。といって過去を悔やんでいてもしょうがない。忙しない世の中ではあり、この歯車は止めようもなく転がっていくことだろう。昔の歌でも諳んじてゆっくりと味わいたいと思うのは、暇な老人の懐古趣味と分かってはいるが・・・声を出して歌いたい歌はもう出てこないだろうか・・なくなってしまうのだろうか・
反歌 詩吟入りの白虎隊こそふさわしきわれの選びし余興の一曲
歌のある暮らし懐かしされどいまわが日常に歌う歌なし
声だして読みたい日本語とびこえて声だし歌える社会を欲しき
(平成15年2月)
三角窓
△素人談義ー景気02年は、大変動の年だったと思う。新年は02年の課題をそのまま引き継ぐことになる。米国のイラク攻撃の場合に日本はどうするか、北朝鮮に対して太陽政策か北風政策かどちらの政策を採るのか。国内課題としては一向に回復の兆しの見えない現状に対し景気回復対策は・・。余りにも意見の分かれる問題を沢山抱え、混乱するばかり。私も色々の立場に立って人と議論をしてみた。今回は業界人としては一番気に掛かる景気の動向に関連する素人議論の一端をを紹介することとしよう。
守一 : 小泉総理が退陣しない限り、景気は良くならないね。何といってもこの不景気に公共事業予算の増額等の景気浮揚策をとらず、逆に毎年減額する等構造改革オンリーだからね。一年余経っても明るさが見えないどころか失業者が益々増え社会不安を増幅するばかりだね。
新一 : いやいや、今までやって来たことの繰り返しは良くないよ。規制緩和等の構造改革をやれば新規事業が起業され活気を呼ぶことになる。国の借金が今以上に増えることは、孫子に借金を背負わせる事だし倒産だよ。
守一 : 規制緩和だ構造改革だと言うが、景気を良くしながら進めないとね。改革には痛みが伴うからその間の辛抱を覚悟しなければとも言うが、一年以上も明るさが見えないと失望するね。やはり選手交代だな。
新一 : 改革には時間がかかるからね。それに改革抵抗勢力の力が強いと計画どうりに進まないことにもなるよ。現体制に依って生活しているからには、何らかのメリットを享受し、それ以上のはっきりしたものが見えないと不安になるからね。しかし、公共事業は今までの様にはいかないことは誰でも分かっているから、業界人としては今年は正念場だよ。
守一 : ある建設業協会ではどんな形か知らないが介護事業に乗り出すことにしたとか、他業種に転換を模索する動きが新聞に出ていたね。こんなに受注量が少なくなって来ると、なんか対策を考えなくてはと思うが、政府も激変緩和を考慮すべきだね。
新一 : 大分前から、社会情勢は変わってきているよ。道路公団民営化問題にしても不良債権処理の問題にしても、抵抗勢力によって今までどうりになるとは誰も思っていないと思うよ。たとえ選手交代があってもね。
守一 : 発注量が減るばかりか、最近はダンピング多くてね。業界も混乱だよ。
新一 : 業者数がピーク発注時のままだと、奪い合いになるんだね。今月6日から「官製談合防止法」が施行される等、契約の公正・透明化が益々求められるしね。
私も、息子を相手に幾つかの課題について若者の意見をと聞いてみたところ、仲間とはそういう話はしないね。一言二言で終わっちゃう話で深くは話すことないよ。お互い立場があるからね。
テホドンが日本に飛んで来るかもしれないときに・・・、何事も世界ランキングでトップクラスであったのに、最近の調査では思いのほかのランキングに低迷しているときなのに・・・誠に気掛かりだ。
2003年1月6日
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